2013年10月02日
独自旅行台湾 Traveling alone in Taiwan(前編)
大家好!我是松本。
今年の6月に台湾に行ってきたことは、既に記事で書いた。
2泊3日でやや慌ただしかったが、とても楽しい旅行だった。
また行きたいとずっと思っていた。よし、行こうじゃないか。
ということで、2度目の台湾旅行に行ってきた。
5泊6日の台湾一人旅である。
前回はツアーを利用したが、今回は個人旅行。
エアアジア、早朝発のため、前日夜に家を出発しなければならない。
当日台風が上陸したものの、夜になると天候は回復。
神田のスーパー銭湯で休憩し、東京発4時過ぎの高速バスにて成田空港へ。
5時に成田に着き、10:00には台北桃園空港である。
台湾到着
前回とターミナルが違い、見たことのない景色だったので、ちょっと不安になる。
前回はスクート航空だったので第一ターミナル、今回のエアアジアは第二ターミナルということだった。
ちなみに第一ターミナルのほうが現代的で格好良い。
iTaiwan(フリーWi-fi)を、空港のサービスカウンターで申し込んでおく。
パスポートがあればすぐに手続きしてくれる。
・・・のだが、このiTaiwan、ほとんど出番なし。
台北駅の限られたエリアと、空港内でしか繋がらず(iPhone5にて確認)。
どちらかと言えばTaipeiFree(こっちはサイトから事前申込み可)のほうが役に立った。
最初の目的地は高雄(Kaohsiung)。台湾の南側にある港町だ。
台湾高速鉄道で、一路高雄へ。約1時間半ほどで高速鉄道左營駅に着いた。
そこから地下鉄で高雄駅へ。ホテルは高雄駅から歩いてすぐのところだ。
9月、台湾はまだまだ暑い。
「我预订了房间(部屋を予約しました)。」
今回中国語を少し勉強していったので、意を決してホテルのフロントで話しかけてみる。
反応は「・・・?」
あー・・・さっぱり伝わってない・・・。
結局「Check in ,Please.」で無事チェックイン出来た。
以後使った中国語は「一个人」(ひとり)だけである。
愛の街、高雄
いや本当にそうなのかは知らないが、高雄の街には結婚写真や引き出物など、結婚関連のお店がたくさんある。
港町というロマンチックなシチュエーションに、愛河というデートスポットで有名だという川や、美しい公園、ビーチも近くにある。
高雄は大きな通りが縦横に何本も走る、区画整理の進んだ街で、交通量も多い。
台北が東京なら、高雄は広島や仙台などの地方都市のイメージだろうか。
高雄85の展望台に登ったら客が他に誰もいなかったり、高雄牛乳大王で美味しいバナナ牛乳(適当に頼んだらバナナだった)を飲んだり、前回の旅行で会った台湾美女(今回は会えず。残念)が教えてくれた、乾麺(スープ無しの麺に肉味噌などをかけて食べる)のお店で注文が通じなくて親切な青年が助けてくれたり(お陰でとても美味しい乾麺が食べられました。ありがとう!)、瑞豊夜市で肉類を串にさしたものを買いすぎてお腹いっぱいになったり、とても楽しい台湾初日だった。
高雄のインターネット事情
iTaiwanもTaipei Freeもどちらも台北を中心にしたサービス(のはず)なので、高雄では使用できないが、主要な駅内では駅ごとの無料Wi-fiが使用できる。町中では使えないので、調べ物は駅でしておくといいだろう。
前回の旅行で、町中でWi-fiはほとんどつながらないということを学習したので、今回は事前に行きたいところにピンを置いたGoogleMapのスクリーンショットを撮っていった。これがかなり役に立った。
蓮池潭とお爺さん
二日目は蓮池潭へ。
湖の周りに、沢山の寺院があるところだ。
この日も日差しが強かったが、台湾のきらびやかな寺院建築は、強い日差しがよく似合う。
龍の口から入り、虎の口から出ると幸せになれるという龍虎塔や、でかい龍がいる春秋閣、五里亭などを見て、さあ帰ろう、とバス停で左營駅行きのバスを待っていたところ、老夫婦がやって来た。
ふたりも同じバスを待っているようだが、バスは少し遅れ気味な様子。
手持ち無沙汰だったのか、お爺さんの方が話しかけてきた。
はじめ、中国語で話しかけられたので、意味がわからずまごついていると、「あんた日本人かね?」と。
どうやら日本語が話せるらしい。「日本語お上手ですね」というと、「中学生まで日本人だったからね」という。
そうだった。この国はそういう歴史があるんだった。
祖国が、他人の都合で変わってしまう。それは我々には想像もつかない体験だ。
それでもお爺さんはとても親切で、バスに揺られている間、色々な話をしてくれた。
この辺りの都市計画は日本人がやったんだ、とか、あの建物は日本軍が使っていた、とか、この道路は昔はもっと広くて、ゼロ戦が離着陸していた、とか。お陰でバスが終点に着くまでの30分ほどの間、楽しく過ごせた。
結局そのバスは行きたかった左營駅には行かず、隣の隣の駅に着いたんだけど。
なんかやたら遠いと思ったよ。
旗津へ
午後は十全玉市場(アクセサリーなどの卸売市場)を覗いた後、旗津へ。
旗津はフェリーに乗って行く、高雄市で最も古い海港のある島。
砲台の跡や灯台を見て、ビーチで夕焼けを見て、海沿いの美しい風景を堪能して帰ってきた。
帰りのフェリーでは、でかいタンカーとすれ違い、乗客みんな盛り上がっていた。写真だと伝わらないなこれ。
晩ご飯は六合夜市で小籠包などを買い、台湾ビールで乾杯。ひとりだけど、最高だ。
次の日は高雄から台北に戻り、北投温泉へ。
というわけで、中編に続く。
台湾ネタでデイリーポータルZの記事に協力しました。
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