2017年01月07日

お屠蘇気分よ永遠なれ

お屠蘇気分よ永遠なれ

お正月が好きだ。
日本中がちょっと浮かれているようでいながら、ゆっくり時間が流れているあの感じ。
思ったよりやることがなくて時間を持て余すけど何かやる気もそんなに起こらないあの感じ。
お正月独特のあの感じが好きだ。

正月イメージ

お正月が大好きなのだが、短すぎる。
あっという間に終わってしまう。
それで仕事が始まると「いつまでもお屠蘇気分でいたらダメだ」みたいなことを言われるのだ。
こっちはお屠蘇気分でいたいのに。

お屠蘇気分を続けるには

お屠蘇はご存知、屠蘇散という薬草をお酒やみりんなどに混ぜて飲む、お正月の風物詩。
お屠蘇自体は美味しいものではないが、お屠蘇気分というのは要するに、お正月にお屠蘇を飲んで酔っ払い、浮かれているような状態のことをいうのだろう。

屠蘇散

とはいえだ。年が明けてからの数日しか浮かれていられないなんて寂しいじゃないか。
お屠蘇気分を続けていたい。

ならば、お正月を身につけていこう。
ということで作ったのが、身につけられるお正月である。

めでタイ
しめ飾りのループタイ「めでタイ」。

ぽちケット
ぽち袋風のポケット「ぽちケット」つきのシャツ。

i鏡餅
鏡餅型のiPhoneケース「i鏡餅」。

屠蘇カードケース
そして屠蘇散デザインの名刺入れ「屠蘇カードケース」。

これらがあれば、日常だけでなくビジネスシーンでも積極的にお屠蘇気分をアピールできる。
「あいつ、さてはお屠蘇気分だな」と察してもらうことで、ディスコミュニケーションを防ぎ、堂々とお屠蘇気分を継続していられるのだ。
個人的にお正月を延長するのである。

めでタイ
「めでタイ」は針金と粘土で作ったしめ縄をベースに、厚紙の御幣、造花のシダ、厚紙の扇子、粘土の橙、水引をセットで。
首に巻くのは紅白の紐でおめでたく。

ぽちケット
「ぽちケット」は、白いシャツに金と銀の糸を縫い付け、水引、のしはピンバッジになっている。
ポケットに現金を忍ばせれば、お年玉人間にもなれる。子どもの人気者になれること間違いなし。

i鏡餅
「i鏡餅」は、100円ショップで買ったiPhoneケースに粘土を盛り付けて作成。塗装し、厚紙の御幣と四方紅、造花のシダ、水引で鏡餅に。
壁紙も初日の出にしてさらにめでたい。

屠蘇カードケース
「屠蘇カードケース」は松竹梅と赤の帯を配してそれらしく。
このケースから名刺を出せば、話が通じないうかれ感が演出できる。

お屠蘇気分セット

さあ、これらの「お屠蘇気分セット」を身につけて。
お屠蘇気分よ、永遠なれ!

また、つまらぬ物を作ってしまった Vol.5

これらの作品は、2016年12月11日に渋谷東京カルチャーカルチャーで開催された、ラーメンズ・片桐仁さんと、妄想工作家・乙幡啓子さんの工作イベント「また、つまらぬ物を作ってしまった」Vol.5のために作成したものである。

今回の工作テーマは「クリスマス・お正月」。
テーマ部門の他に自由部門も。
クリスマスのネタでは2015年に作ったので(「クリス枡」)、今回はお正月というテーマで行くことにした。

またつま

まずは片桐仁さん、乙幡啓子さん、そして準レギュラー(?)のたいがー・りーさんそれぞれの作品発表。
片桐仁さんはクリスマスのアナグラムで「リスマスク」。リス型のガスマスクだ。
乙幡さんはデイリーポータルZでも発表していた「クリス松リー」。
たいがー・りーさんは得意の音ネタで、好きな女子の声を浴びられるシャワーなど。

またつま

休憩を挟んでいよいよ一般参加者の作品発表。テーマ部門で「お屠蘇気分セット」を発表。
「めでタイ」は、発表の場でたいがー・りーさんに命名してもらった名前だ。
自由部門では「縄文リュック・火焔型」をはじめとした縄文グッズを発表。

またつま

掛けると土偶っぽくなるPCメガネ「JOMONS PC」をかける片桐さん(写真は参加者の方からいただきました)。
縄文好きな片桐さんに気に入っていただけたようで、自由部門で片桐賞をいただいた。

「また、つまらぬ物を作ってしまった」は、もともとNOTTVで放送していた、片桐さんと乙幡さんが出演されていた工作番組。NOTTVはサービス終了してしまったが、リアルでのイベントは5回目。おれは今のところ毎回参加させていただいているのだが、出演者の皆さんの作品はもちろん、他の参加者の皆さんの作品も毎回想像を超えてくるので、とても刺激を受けるし、楽しい。

当日の様子はTogetherでもまとめられている。

ものづくりをする人はだまされたと思って一度参加してみて欲しいイベントだ。
会場の東京カルチャーカルチャーはお台場から渋谷に移り、より見やすくなったことだし、今後も変わらず続いて欲しい。

生牡蠣

でも今回「またつま」のあとの懇親会で体調が悪化し、途中で帰宅。
前日に食べた牡蠣に当たり、ひどい目にあったのでした。