2015年01月12日

銭湯マニアと行く京都銭湯めぐりの旅・2日目

銭湯マニアと行く京都銭湯めぐりの旅・2日目

銭湯マニア、ENGELERS・高山氏と行く京都の銭湯をめぐる旅。
京都銭湯芸術祭」に参加している8軒の銭湯を2日間で回る行程、2日目。

1日目はこちら。

京都駅前のビジネスホテルにて京都2日目開始。
昨日は天気がよく暖かかったが、曇っていて寒い朝。

銭湯が開店するのは午後なので、高山氏との待ち合わせは昼。
一人で伏見稲荷へ。京都へは何度も来たことがあるが、一度も来たことがなかった。

伏見稲荷

伏見稲荷は外国人に大人気。赤い鳥居の連なる風景がずっと続く。本殿まではかなりの距離があり、全て回っていると時間がかかりそうだったので途中で引き返す。こんなに鳥居があるのに、まだ申し込みを受け付けているようで、新しい鳥居を設置しているところもあった。奥へ行くほど人が少なくなり、神秘的な雰囲気が強くなるので、もっと時間を取ってゆっくり訪れたい。

鳥居設置

次は京都御所近くの護王神社へ。ここは和気清麻呂を祭り、猪を守り神とする神社。足腰にご利益があるというので、この旅の無事と、今後の足腰の健康を祈ってきた。

護王神社

全く知らなかったのだが、ちょうどこの日、平安神宮の「時代祭」が開催される日で、京都御所周辺は凄く混雑していた。当時の格好をした人たちが練り歩くらしく、道路脇にはたくさんの見物客が。それはとても気になるが、今回の目的は銭湯。また今度来よう。

高山氏と合流し、お好み焼きの原型ともいわれる粉物の店、壹錢洋食でお昼のあと、銭湯めぐり2日目開始。
なお高山氏に「午前中何してた?」と聞いた所、大阪の銭湯に行っていたそうだ。マニア!

壹錢洋食
壹錢洋食は、小麦粉の生地にネギやこんにゃくなどを挟んで焼いたもの。辛めのソースが掛かっている。

昨日頑張って5軒回ったので、今日は3軒のみ。

京極湯
まずは京極湯。ビビッドな外壁が特徴的。気さくな番台のおじさんに話しかけられた。

長者湯
2軒め、長者湯。ガラス張りのロッカーに籐のカゴがいい雰囲気。ロッカーの錠の折り鶴もかわいい。金閣寺のタイル絵、立派な欄間と、見所たくさん。

龍宮温泉
3軒め、龍宮湯。浴室の天井が高く、天窓があって明るい。浴槽の中に噴水があったり、2重構造の浴槽があったりして楽しい。

3軒回り終えたのが17時過ぎ。(高山氏の立てた)予定通りだ。
行きはバスだったが帰りは新幹線で東京へ。
新幹線は快適で楽しいけど、正直もうちょっと安くなってほしいところ。

京都の銭湯は、東京の銭湯とは色々と違いがあった。
例えば東京の銭湯によくあるケロリンの桶。1軒目で手にした時に何となく違和感があったのだが、高山に聞いたら関西のものは一回り小さいとのこと。関西の銭湯では浴槽からかけ湯をする習慣があるため、小さいほうが都合がいいから、といわれているそうだ。
脱衣場のロッカーは、ロッカーの中に脱衣カゴを入れて使うのが特徴的。これも知らなかったため、最初少し戸惑った。
脱衣場と浴室の間に洗面台があるのも東京とは違う所。
浴室のレイアウトも東京の銭湯より自由度が高く、それぞれの銭湯で個性的。浴槽の中に噴水があったり、動物の像があったり、浴槽の中に浴槽があったり、電話ボックスみたいな打たせ湯があったり。
あと、何故か水風呂の吐水口がライオンの頭の形をしているところが多かった(8軒中7軒)。
また、東京の銭湯によくあるペンキ絵。東京では銭湯といえば富士山のペンキ絵、というくらいだが、これも東京の文化だそうだ。
ライブペインティング
高円寺フェス2014での銭湯ペンキ絵ライブペインティングの様子。

京都の銭湯は充分に魅力的なので、芸術祭がなくても楽しめるものだと感じたが、そもそもこのイベントがなければ我々もわざわざ京都まで行かなかったから、銭湯に目を向けさせるという意味では効果はあったのだろう。

慌ただしい旅だったが、銭湯も楽しかったし、京都の街ももっと楽しみたい。
今度はゆっくり来よう。

うどん博物館

うどん博物館も気になった。