2014年05月09日
身につけられるレトロ感!ホーロー看板風バッジワークショップ
以前、消しゴムはんこワークショップでお世話になった、デイリーポータルZライターの乙幡啓子さん。
個性的な工作を作るアーティスト兼ライターとして活躍されている方だ。
その乙幡さんが「ホーロー看板をどんどんバッジにしていく」という、大変素晴らしい記事を発表された。
詳しくは記事を読んで欲しいのだが、一昔前に店舗などで使用していた、ホーロー製の看板をバッジにしてしまう、というものだ。
先日、乙幡さんが西荻窪で開催されていた展示会に行った際に「ゴールデンウィークに東急ハンズでホーロー看板風バッジのワークショップやるよ」との予告が。それは楽しそうだ。行くしかない。
ということで、5/5、ゴールデンウィークまっただ中に東急ハンズ新宿店へ。
会場に着くと、準備中の乙幡さんが。
乙幡さんとは展示会やワークショップ等で何度もお会いしているので、名前を覚えて頂いている(これは自慢)。
参加したのは東急ハンズ新宿店での初回。参加者は私と私の友人、お母さんに付き添われた小学生くらいの女の子がひとり、壮年の男性がひとり。
その前の2日間は横浜店で開催していたそうだ。
まずは図案選び。
予めプリントアウトしていただいた図案から、好きなものを2種類選ぶ。
私は「入居者募集中」と「塩」に。
切り抜いた図案を、真鍮の板(厚さ0.3mmと言っていたと思う)にUVレジンで貼り付ける。
UVレジンというものを初めて扱ったが、これが凄い。
液体(水のりより少しゆるいくらいの粘度)が、UV照射器に入れると数分でクリアーな樹脂になる。
照射中。
原理を調べてみたところ、紫外線が当たると反応する何かが、バラバラの分子をどうにかして結合させ、硬化させるらしい(あきらめた)。
とにかく液体があっという間に固体になるのはちょっと感動的だ。
角をヤスリがけしたら、表面に樹脂を塗布し、UV照射して硬化。
裏にバッジ用のピンを貼り付けたら完成だ。
できたものがこちら。
かわいい。大きさは大体、横4センチ、縦2.5センチくらい。
元がプリントアウトした紙だったとは思えない。
樹脂によって光沢が生まれ、また少し色が沈んでいい感じのレトロ感が出ている。
いいなあ樹脂。
ものを作るというのは、形に残るから楽しい。
普段の仕事(Web関係)は形に残るものではないので、ものを作るといい気分転換になるのだろう。約1時間、熱中したせいかあっという間だった。
それにしても、ホーロー看板風バッジは乙幡さんのオリジナルだから、ノウハウがあるわけではないはず。それでワークショップを開くには、相当苦労があったのではないだろうか。
先駆者というのは大変なものだな、と思ったのでした。