2013年11月14日
サッポロ一番みそラーメンで作る、おれなりの台湾風乾麺
台湾のラーメンをサッポロ一番みそラーメンで再現できるか? – デイリーポータルZ
このブログでも以前書いたとおり、上記のデイリーポータルZの記事に協力させていただいた。
記事の中でライター西村さんは、再現するのに成功してはいないのだが、せっかくなのでいくつか試して、それらしいものができたので報告したい。
ベースになるのはサッポロ一番みそラーメン。
それを何とか台湾風乾麺(スープ無しのラーメン)に近づけるべく、用意したのがこれらの調味料。
・ナンプラー
・八角
・ラー油
・乾燥シャンツァイ(パクチー)
・かつお粉末
・砂糖(写真には写ってないけど)
ナンプラー、八角、シャンツァイで、アジア特有の「あの風味」を再現、ラー油と砂糖で甘辛さをプラスし、
先の記事中で私が言ったところの「乾き物のおつまみでよく出てくる銀紙と金紙で包んであるあれの味」をカツオ粉末に再現してもらおうという狙いだ。
色々調合を試した結果、以下のレシピに落ち着いた。
まずはタレ作り。
水小さじ1、ナンプラー小さじ1、八角1かけ、砂糖小さじ1を容器に入れ、
ラップをかけて電子レンジで30秒ほど熱する。
ラップをかけないと電子レンジの中が東南アジアになるので要注意。
料理に詳しい人ならよく使うのかもしれないが、私は初めて使う、八角という食材。
トウシキミという植物の果実を乾燥させたものだそうだ。
その名の通り8つの角がある星形をしている。
少しツンと来る甘い匂いで、ちょっといい中華料理によく使われているアレだ!とすぐに分かる。
八角はとても硬いので、キッチンバサミで細かく砕いて入れた。
そこに、カツオ粉小さじ1ほど、ラー油小さじ1ほど、乾燥シャンツァイひとつまみ、サッポロ一番についてくる粉末スープ1/3ほどを入れ、ついてくるスパイスも1袋分入れてよく混ぜる。
ラー油小さじ1だと辛いので、半分くらいごま油にするとマイルドになるかも。
タレができたら麺を茹でる。湯で時間はサッポロ一番の通常のレシビ通り、2分半とした。
西村さんは製法も台湾のインスタントラーメンに近づけるため、お湯で戻そうとしているが、時間が掛かるようなのでここは素直に。
茹で上がったら、麺を器に入れて、作ったタレを絡める。
これで完成である。
食べてみると、ピリ辛の味噌味に、遠くのほうで異国の香り。
正直に言えば、台湾のインスタントラーメンを食べたのがもう1ヶ月も前なので、味はあまり覚えていないのだが、こんな感じだったような。もう少し八角など、独特の香りが強かった気もするが・・・
とりあえず、うまい。
今まで普通に作っていた時にはさほど気にしていなかったのだが、サッポロ一番の麺はかなり質が高く、とてもモチモチしている。
台湾で買ってきたインスタントラーメンはもっとスナックっぽい、もっとインスタントらしい麺だった。
具なしだと寂しいので、買ってきたチャーシューと湯通ししたもやしをトッピングしてみた。
これは文句なしの旨さである。彩りが寂しいからネギでも入れればよかったかな。
残った粉末スープは、約半分を別の器に入れ、ラーメンを茹でた汁を加え、乾燥わかめを入れて味噌汁風にしてみても美味しい。
やっぱり再現はなかなか難しい(というか味忘れた)が、サッポロ一番の新しい食べ方として是非一度試して欲しい。ちゃんとうまいから。
次に台湾に行ったらまたインスタントラーメン(とコアラのマーチ)を買ってくるんだ・・・