2012年09月23日

世界遺産グレーター・ブルー・マウンテンズ

グレーター・ブルー・マウンテンズ国立公園は、シドニーから車で行ける世界遺産。シドニーからバスで行くツアーに参加してきた。

グレーター・ブルー・マウンテンズ国立公園

グレーター・ブルー・マウンテンズ地域へはシドニーからバスで2時間ほど、なのだが、かなりの渋滞に巻き込まれ、予定より1時間遅れで到着。
お陰で肝心の、シーニックワールドからのブルー・マウンテンズ見学時間が1時間しかない!駆け足での見学となった。

こちらは元は石炭の運搬用に造られたトロッコ。これで52度の急勾配を降りて行く。
手すりをしっかり掴んでいないと前に落っこちそうなほどの急勾配。

トロッコで下った道をこの大型のロープウェイで戻る。
窓が大きく、そこから見えるブルー・マウンテンズの眺めが素晴らしい!

ブルー・マウンテンズは、砂岩の山を川の流れが長い年月をかけて削ることによってできた大峡谷。
峡谷内はユーカリの木で覆い尽くされている。

ユーカリの葉が分泌する油が日差しで揮発し、空気中に漂う油が青い光を反射することで、山が青く染まって見えることから、ブルー・マウンテンズと呼ぶようになったそうだ。

ブルー・マウンテンズの名所、スリー・シスターズと呼ばれる3つの岩。
三姉妹が石に変えられたというアボリジニの伝説から名付けられたという。

冬だったため、そこまで日差しが強くなかったものの、確かに山が青く染まって見えた。夏はもっと綺麗に青く見えるのだろうか。

またこの地域には91種ものユーカリが自生している、貴重な地域である。
というかユーカリしか生えてない印象を持ったほどだ。
バスの窓の外に見える山々、どこを見てもユーカリばかり、というのはかなり異様な光景だった。

ユーカリ(Eucalyptus)は乾燥に強く、水分の少ない砂岩の大地でも森を作る。
またこの地域には山火事が多いため、火事に強い性質を持つユーカリだけが繁茂する環境ができたそうだ。

ジェノランケーブ鍾乳洞

ブルー・マウンテンズには、もうひとつ見所がある。
それが、世界最古の鍾乳洞、ジェノランケーブだ。
1838年に発見され、観光地化されている鍾乳洞としては世界最古のものだという。

自然に造られたとは信じがたい、鍾乳石、石筍、石柱が並ぶ様子は、違う世界に来てしまったんじゃないか、と思うほど。

洞窟内はところどころライトアップされている。

英語のツアーだったので、ガイドさんの説明はさっぱりわからなかったものの、ウネウネしてたりキラキラしてたり(こう書くと頭悪そうだけど)、自然の奇跡を満喫できる充実したツアーだった。
帰りのバスで見た、ユーカリの森の向こうに夕日が沈んでいく様子も感動的だったなー。

翌日はシドニー市内を観光し、次はいよいよゴールドコーストへ!

洞窟のそばにあるショップでは、近くの森に住んでるらしい真っ赤なインコが食べ物を狙ってくるぞ!