2014年02月14日
寿司スイーツで愛を伝えたかった
バレンタインに向けて、寿司をモチーフにしたスイーツを作ってみたいと思った。
タピオカをシャリ(ご飯)代わりにし、ネタ部分はゼリーなどで作る。
結構それらしく見えるのではないか。
と、思ってやってみたのだが。
今回、下記の寿司をモチーフにしたスイーツを作ってみるつもりであった。
結果から見せてしまおう。
できたのがこちらである。
作ったのはイカ・トロ・ウニ・イクラ・タマゴの5種類。
ご覧のとおり、非常に微妙な仕上がりとなった。
まず、予定より種類が少ない。サーモンの鮮やかなオレンジ色と、鯛の身のピンクと皮付近の赤、これが市販のジュースをブレンドしても再現できず、この2種については諦めたからだ。
うまく行かなかったのに作り方もなにもないのだが、まずはシャリ用のタピオカを茹でるところから。
タピオカだけでは透明感があり、まとまらないので、ゼラチンと砂糖を入れた豆乳を加え、少し冷やしてまとめた。
それをおにぎりを握るように整形してシャリにする。
どんな人の人生でもこのノウハウが役に立つことは多分ないだろうが。
イカはカルピスウォーターとりんごジュースを混ぜてゼラチンで固めたゼリー。
トロはアセロラドリンクとカルピスウォーター少々を混ぜてゼラチンで固めたゼリーである。
ゼラチンの量の調整が難しく、少なければやわらかすぎて崩れてしまう。
多ければ硬すぎてシャリの上に載せた時に自重で割れてしまう。
現にイカは割れてしまい、小さいものになってしまった。
軍艦の海苔部分についてはチョコレートを使うことにした。
ブラックチョコレートを湯煎で溶かし、黒ゴマとアーモンドパウダーを混ぜてざらつきを出す。
思ったより黒くならなかったが、これを平たく伸ばし、冷やし固めて帯状に切り、軍艦型に丸める。
ところがこれが思ったより脆い。
無理に曲げれば割れてしまうし、触るとどんどん溶ける。
チョコレートだから当たり前ではあるのだが。
なんとか軍艦型を作ってシャリ用のタピオカを詰め、市販のマンゴープリンを載せればウニは出来上がりだ。
問題はイクラ。
クックパッドで見つけた、粒状のゼリーを作るレシピを試したものの、うまく行かず、タピオカをオレンジジュースで茹でて色を付けることにした。
で、結果茹で過ぎて丸い形をとどめていない。
タマゴはホットケーキである。
ホットケーキを普通に作り、表面を削り取って四角くし、チョコレートで海苔を表現。
これが唯一それらしく見えるかもしれない。
ガリ(生姜の甘酢漬け)は、市販の生姜の砂糖漬け(ドライフルーツとして売られている)を使用。
こうしてできたのが寿司スイーツである。
単独で見れば見えないことはないかもしれないが、本物と比べてしまうと出来の悪さが際立つ。
愛を伝えるどころじゃない。
本物はやっぱりおいしそう。
そもそもバレンタインってそういう日じゃない気もするので、これ以上の追求は諦めることにした。
世の女性の皆さんは、奇をてらってスイーツで寿司を作ったりせず、シンプルにチョコレート等にしておいたほうがいいだろう。
さもなければ、返って愛を失うことになるかもしれない。
先人からのアドバイスだ。
味も、特別美味しくはないです。