2013年09月27日

どこまで高円寺?越境物件をたどる道 【高円寺 となりの散歩みち Vol.1】

どこまで高円寺?越境物件をたどる道

高円寺にはアパートやマンションなどの集合住宅が数多くある。それらの集合住宅物件の名前に「カタカナ名+地名」というものが多いのは、皆さん容易に想像がつくはずだ。当然、高円寺には「◯◯◯◯高円寺」という物件名が数多くある。
ところが、このパターンの「◯◯◯◯高円寺」という名前の物件、時に「ここ高円寺だろうか?」というところにまで建っていることがある。

こういった、本来の土地から離れた土地の名前がついた物件を「越境物件」という。という、というのは嘘だ。私が考えた言葉だ。
しかし、だ。むしろ、越境物件があるところまでは高円寺なんじゃないのか。だって、高円寺って書いてあるんだから!

ということで、高円寺の越境物件をたどる道の始まりである。
(この記事は2013年6月発行の高円寺タウンマガジンSHOW-OFF 51号に掲載された内容に追記したものです。)

発見した越境物件をGoogleMap上にポイントしたものが下記の地図。
ピンの色は、赤が「高円寺」、緑が「中野」、水色が「東高円寺」、黄色が「新高円寺」それぞれの名がつく物件である。


より大きな地図で 高円寺境界MAP を表示

代表的な越境物件をピックアップしてみよう。物件名の前の各番号はMap上の番号と対応している。
順番は便宜上、地図右上から時計回りになっています。

ソル・レヴァンテ高円寺
1.ソル・レヴァンテ高円寺
どうやら大きな道は地名も伝播させるようだ。環七沿いにある高円寺の北限がここ。野方駅のほうが近いが、ここも高円寺だ。

日神パレス高円寺
2.日神パレス高円寺

ルーブル高円寺伍番館
6.ルーブル高円寺伍番館
早稲田通りより南側。高円寺北1丁目と隣接するこの一帯は実は中野区。そのためここも越境物件となる。

イニティア中野
7.イニティア中野
中野側からの越境物件である。中野とつくが住所は高円寺1丁目。

プレミア中野
8.プレミア中野
こちらも中野の越境物件。住所は高円寺北1丁目。

サンパレス中野
9.サンパレス中野
この一帯は区境が入り組んでいる。おそらく川の跡だと思われるが、そのためか中野の越境物件が点在。住所としては高円寺南5丁目である。

アビテ東高円寺
11.アビテ東高円寺
最寄り駅が地下鉄丸ノ内線の東高円寺になるためか、東高円寺の名が。住所は杉並区和田。

クレベール東高円寺
14.クレベール東高円寺

サニーコート東高円寺
17.サニーコート東高円寺

プレミア東高円寺
18.プレミア東高円寺

マイルドパレス東高円寺
19.マイルドパレス東高円寺
距離的にはぎりぎり方南町駅より東高円寺駅に近いというくらい。しかしマイルドなパレスって何だ。

アヴィニティー高円寺南
23.アヴィニティー高円寺南
大きな通りは地名を伝播する説に則った、環七沿いの越境物件。住所は杉並区堀之内。確かに高円寺の南だが・・・

高円寺67舛田ビル
24.高円寺67舛田ビル
観測できた高円寺の最南端。東高円寺でもなく新高円寺でもなく高円寺。しかし実際は方南町のほうがずっと近い。むしろ妙法寺が近いのだから妙法寺のほうがしっくりきそうだが、ここも高円寺なのだ。

エスカイア新高円寺
25.エスカイア新高円寺
新高円寺の名がつく越境物件の最南端がこちら。地下鉄丸ノ内線の新高円寺駅が最寄りだが、実際はかなりの距離。

新高円寺タウンホーム
28.新高円寺タウンホーム
住所は杉並区松ノ木。

DAHLIA新高円寺
30.DAHLIA新高円寺
高円寺越境物件の南西の端がここ。住所は杉並区成田東。

ルーブル新高円寺
31.ルーブル新高円寺
住所は杉並区松ノ木。ルーブルはルーブル美術館のルーブルだろうか。

高円寺プラザ
34.高円寺プラザ
高円寺が青梅街道を伝播した例とみられる。

新高円寺マンション
37.新高円寺マンション
住所は成田東。

新高円寺マンション
38.新高円寺マンション
37と同じ名前だがこちらの住所は阿佐ヶ谷。

オーキッドレジデンス高円寺
39.オーキッドレジデンス高円寺
住所は中野区大和町。

高円寺信和ハイツ
45.高円寺信和ハイツ
中野区大和町の高円寺越境物件西端。

プルミエール高円寺
46.プルミエール高円寺

ラマージュ高円寺
48.ラマージュ高円寺

サンルーク高円寺
49.サンルーク高円寺
大和町4丁目で観測した越境物件の北限である。高円寺駅から庚申通りを抜け、そのまま真っすぐ北上、という立地条件のなせる技だろうか。直線距離では野方駅のほうが近そうだが、高円寺と書いてあるんだからここまで高円寺なのだ。

以上、越境物件をたどってみると、高円寺はかなりの広さである。
特に東西の境界は阿佐ヶ谷・中野との境がはっきりしているが、南北はかなり遠くまで高円寺であることがわかる。
これはそれぞれの駅のネームバリューに影響されているようだ。

大和町や、梅里、松ノ木、成田東などにお住まいの方、今まで、どこに住んでいるか聞かれて「高円寺だけど・・・」となんとなく誤魔化したこともあるかもしれない。だが今後は安心してほしい。境界物件より内側であればそこはもう高円寺だ。堂々と「高円寺に住んでいる!」と宣言しようではないか。

なおこれらの越境物件は筆者が独自に調査したものであり、まだ広がる可能性もある。この調査は今後に委ねたい。私はもういい。だって広すぎて大変だもの!

スカイコート高円寺

6月の、晴れた暑い日に3日間歩きまわるはめになりました。